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“とりあえず住宅展示場”は危険?見学の前に考えるべき3つのこと
家づくりを考え始めると、まず思い浮かぶのは「住宅展示場へ行ってみよう」という流れではないでしょうか。
実際、私たち おうちの買い方相談室 秋田店 に来られるご家族の多くが、家づくりのスタートに展示場を選んでいます。
しかし…
ちょっと待ってください。
展示場は“家づくりのゴールに近い場所”です。
「どの会社で建てるか?」 を比較する場所であって、「家づくりのスタート」 には向いていません。
この記事では、実際にご相談に来られたご家族の体験談を交えながら、展示場に行く前に考えておくべき3つのポイントをお伝えします。
1. 「総予算」を知らずに展示場に行くと、判断基準がズレる
展示場に並んでいる家は、実は各住宅会社の“最高ランク仕様”で建てられていることがほとんどです。
そのため、実際に建てる家よりも価格帯が2~5割ほど高いことが多く、
展示場だけを基準にすると、家の適正価格がわからなくなります。
まず大切なのは、自分たちにとって無理のない「総予算」を知ることです。
総予算は「土地 + 建物 + 諸費用」だけでなく、暮らしの未来も含みます。
- 今後の教育費
- 車の買い替えタイミング
- 老後資金
これらを知らずに展示場へ行くと、
“目に映る家”ではなく“支払える家”がわからなくなるのです。
▼実際の体験談
「展示場の家がカッコよすぎて、同じような仕様にしたくなりました。でも、相談を通して“うちが無理なく返せる金額”を見える化したら、選ぶべきポイントが変わりました。
今は、見た目だけじゃなく生活と家計のバランスを取った家づくりができたことに満足しています。」
(秋田市 / 30代・3人家族)
2. “見学の目的”を決めていないと、どの会社も同じに見える
展示場に行くと、どの会社もとても丁寧に案内してくれます。
しかし、目的が曖昧なままだと、こうなりがちです。
- 「どの会社も良さそう…」
- 「結局どこが自分たちに合ってるのかわからない…」
重要なのは、会社を見ることではなく、“自分たちの暮らしに合う家”を見極めること。
そのために、展示場へ行く前に、次の質問に答えておくと判断軸がクリアになります。
- どんな暮らしをしたい家なのか?(家事・動線・子育て・趣味)
- 寒さ・結露・光熱費にどれくらい配慮したいか?
- 性能とデザイン、どちらを優先するか?
これらを整理してから展示場へ行くと、
「この会社はうちの優先軸に合っているか?」
と比較できるようになります。
3. 営業トークに左右されない“第三者の視点”を持つ
住宅会社の営業さんは、もちろん家のプロです。
ただし、提案できる選択肢は「自社の商品」だけです。
だからこそ、家づくりの失敗はこんなときに起きます。
- 情報が住宅会社単位で分断されている
- 比較ポイントがわからないまま話が進む
- 気づいたら契約直前までスピードが上がっている
ここで大切なのが、中立的な立場で全体を整理してくれる第三者です。
予算・住宅会社選び・ローン・ライフプランを総合的に見られる人が入ると、判断がブレません。
▼実際の体験談
「住宅会社の説明はわかりやすいんですが、どこも良いところばかりに聞こえてしまって…。
相談室さんに入ってもらったことで、比較の軸ができて、自分たちに合う会社が明確に分かりました。
営業さんにも流されず、自信を持って決められました。」
(大仙市 / 40代・ご家族)
まとめ:展示場は“行く順番”を間違えなければ大丈夫
展示場が悪いわけではありません。
むしろ、実際に体感できる貴重な場所です。
大切なのは、展示場は「比較する場所」であって、
家づくりのスタート地点ではないということです。
私たちおうちの買い方相談室 秋田店では、展示場に行く前に、
予算・ローン・会社比較・ライフプランの整理をお手伝いしています。
「まだ展示場に行っていない」
「すでに数社回って迷っている」
どちらの方も歓迎です。