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教育費・老後資金・住宅ローン…全部どうする!?お金のバランス術
家づくりを考え始めると、まず思い浮かぶのは「住宅展示場へ行ってみよう」という流れではないでしょうか。
実際、私たち おうちの買い方相談室 秋田店 に来られるご家族の多くが、家づくりのスタートに展示場を選んでいます。
しかし…
ちょっと待ってください。
家づくりを考え始めると、ほとんどのご家庭がぶつかるのが
「教育費・住宅ローン・老後資金、全部ちゃんと払っていけるの…?」という不安です。
実はこの悩み、年収とは関係ありません。
年収450万円の家庭でも、計画的に余裕を持てているケースもあれば、
年収700万円でも、家計がいつもギリギリになってしまうご家庭もあります。
鍵になるのは、お金の「バランスの取り方」です。
① 「先に家」ではなく「人生全体」から考える
家づくりにおいて多くの人がやってしまうのが、こういう流れ。
1. 気になる住宅会社を見に行く
2. 建物の話が中心に進む
3. 「このくらいの支払いなら…」とローンが決まる
…これだと、“その家が人生の中で本当に無理のないものか” が分からないまま、話が進んでしまいます。
そこで必要なのが、
将来支出(教育・住宅・老後)を見える化してから予算を考えるという流れです。
教育費が本格的に増える時期、老後資金を貯める時期、ローン負担のピーク期。
これらが重なるタイミングを把握しておくと、無理のない予算ラインが明確になります。
② 教育費は「かかる時期が決まっている」お金
教育費は、なんとなく積み立てるより、
“いつ・いくら必要になるか” を把握した方が管理が楽です。
| 時期 | 目安 |
|---|---|
| 幼児~小学校 | 年間 8〜30万円 |
| 中学~高校 | 年間 20〜50万円 |
| 大学 | 年間 80〜150万円 |
特に大学資金は「あとでまとめて貯める」のが一番苦しい時期。
そのため、つみたて方式で少しずつ作っていくのがおすすめです。
③ 老後資金は「今」少し準備するだけで大きな差
老後資金は、いきなり貯めると苦しくなります。
でも月1万円〜でも長期で積み立てれば、負担が小さくて済むのが特徴です。
- NISA
- iDeCo(共働き家庭だと特にメリット大)
これらを住宅ローンと並行して運用することで、老後資金の不安がほぼ消えます。
【体験談】「家を建てるとお金が不安」を乗り越えたご家族
「家は建てたいけど、教育費と老後資金まで考えると不安が大きかったです。
相談では、人生全体のお金がいつ必要になるかを一緒に“地図”のように整理してもらいました。
結果、背伸びしない予算で家を建てられ、今は貯金も無理なく続けられています。
『家を持つことで生活が苦しくなる』という心配がなくなりました。」
秋田市 / 30代 / お子さま2人
まとめ
家づくりで大切なのは、
「家」だけを見るのではなく、「家族の人生全体」を見ながら考えること。
- 教育費=必要時期が決まっているお金
- 老後資金=少しを長く積み立てると負担が小さい
- 住宅ローン=家計バランスの中心になる大きな支出
この3つのバランスがとれているかどうかで、
家を建てた後の暮らしの安心度は大きく変わります。