1. 銀行が教えてくれる「借りられる金額」の罠
住宅ローンの事前審査などを申し込むと、銀行から「お客様の年収であれば、最大で〇〇万円までご融資可能です」という提示を受けます。
年収400万〜450万円ほどの場合、上限ギリギリまで借り入れると3,500万〜4,000万円近くの借入枠が出ることも珍しくありません。
⚠️ ここが最大の落とし穴!
銀行が提示する「借りられる金額」は、あくまで審査基準上の限界額であり、「あなたが無理なく返済していける額」ではありません。
銀行はあなたのご家庭の教育方針、車の買い替え頻度、趣味や旅行の費用までは考慮してくれないです。
2. 秋田のリアルな暮らしから算出する「適正予算」
全国的な住宅の資金シミュレーションと、ここ秋田県での暮らしには大きな違いがあります。秋田で暮らす上で絶対に忘れてはならないのが「車社会特有の費用」と「冬の光熱費」です。
- 車の所有コスト(複数台): 夫婦それぞれで車を所有する場合、ガソリン代、車検代、保険料、そして数年ごとの買い替え費用が常にかかり続けます。
- 冬場の暖房・光熱費: 秋田の厳しい冬を越すための暖房費は、年間を通した家計の大きな圧迫要因になります。
- 教育資金のピーク: 子どもが高校・大学へ進学する際、県外への進学も視野に入れるとまとまった資金が必要になります。
3. 予算オーバーを防ぎ、希望の家を建てるコツ
① 土地代+建物代+諸費用の「総額」で考える
「建物価格2,000万円」と書かれていても、実際には屋外給排水工事費用や地盤改良費、諸費用(ローン手数料や登記費用など)で数百万単位の追加費用がかかります。必ず全ての費用を含めた「総額コミコミ予算」から逆算してハウスメーカーを選びましょう。
② 国や自治体の補助金をフル活用する
省エネ性能が高い家を建てることで活用できる国の補助金制度や、秋田県・各市町村独自の住宅支援事業を上手に組み合わせることで、数十万〜百万円単位の建築費削減が期待できます。
③ 家を建てる前に「ライフプランシミュレーション」を行う
一番大切なのは、住宅会社と契約を結ぶ前に、第三者のFP(ファイナンシャルプランナー)等と一緒に「35年先までの家計のシミュレーション」を作成することです。将来の収支が見える化されていれば、予算に対する漠然とした不安は解消されます。