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ペアローンの怖いところ
みなさんこんにちは!
最近はペアローンでよくある相談をご紹介します。
まずペアローンと言えば、夫婦で仲良く住宅ローンを組むことで借入しやすいという制度です。
ずーっと円満な夫婦は全然これでもOKですよね。
しかし、最近家を建てて3年未満で離婚してしまう人も多いんです!
近年では離婚率も高くなってきてはいるものの、借金を背負ったままの離婚はとても大変です。
では、ペアローンを組んだままで離婚してしまうと大変なことを3つご紹介します。
①土地と建物の持ち分を5:5にしちゃった
これがどういうことかというと、ペアローンは土地と建物に対し、借入額相当の所有が要件となっている場合が多いです。つまり離婚後に土地と建物を割ってでもそれぞれ持っていないといけないということです。
しかし、離婚しても一緒に住む方はごく少数かと思います。
②担保が設定されている!?
次は担保が設定されている点です。住宅ローンは必ず担保を設定されます。離婚後は借入を返す以外で担保を外すことは相当難しいです。①で申し上げたようにそれぞれの持ち分に対して担保は設定されているので「離婚するから土地と建物の持ち分上げます!担保もそっちで全部持ってってください!」ということは銀行の許可が下りない限り難しいです。そして、ほぼ許可はされません。
③それぞれが連帯保証人になっている
それぞれが連帯保証人に設定されているので、簡単に住宅ローンから逃げることは許されていません。離婚しても相手が借入を返さない限り返済要求される権利を有することとなります。
いかがでしょうか?簡単に言うとペアローンを組むということは、離婚したとしても簡単に家を離れることや手放すことはできません。これをけっこう皆さん簡単に考えるんですが、とても大変です。
ですが、ペアローンは借入しやすいという側面もあるため、ペアローンを組むときは「絶対に離婚しない!」という決意と「離婚原因を作らない!」という決意を持って、うまく制度を利用することをオススメしています。
決して使ってはいけないわけではなく、正しい使い方をしましょうというお話でした。
では、また次回。