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住宅価格について
「数年前より家の金額が上がった」
「なんでこんなに高いの?」
「あれ?大手ハウスメーカーじゃないのに坪単価・・・高っ!」
って思ったり、周りから聞いたことはございませんか?
本日のテーマ
「今家を買うと(建てると)なぜ価格が高いのか」
について説明していきます。
2023年8月現在、日本の住宅価格は高騰を続けています。
秋田県の新築戸建て平均価格は
2022年 3,600万円
2021年 3,400万円
2020年 3,200万円
2019年 3,000万円
2018年 2,800万円
2017年 2,600万円
以下省略
と、年々増加傾向にあります。
2017年~2022年の5年間で
1,000万円(約40%)も価格が上昇しています。
では、なぜ今家を買うと価格が高いのでしょうか。
主な要因は以下の3つです。
1.建築資材や住宅設備の価格高騰
木材は、新型コロナウイルスの影響で輸出が制限されたことや、
台風や豪雨などの自然災害による供給不足が原因で価格が大幅に上昇しました。
2022年7月時点で、木材の価格は2020年7月に比べて約2倍に高まっています。
鉄鋼やプラスチックなどの資材も、原材料価格の高騰を受けて値上がりしています。
鉄鉱石や原油などの原材料価格は2020年以降、
世界的な経済活動の停滞やロシアによるウクライナ侵攻などの影響で大幅に上昇しています。
2.需要の増加
新型コロナウイルスの影響でテレワークやオンライン授業が普及したことにより、
自宅で過ごす時間が増えました。
その結果、住まいのニーズが高まり、
住宅の購入を検討する人が増えてきていると考えられます。
また、少子高齢化に伴い、空き家が増加しているため、
中古住宅の需要も高まってきています。
3.金利の低下
日銀の金融緩和政策により、住宅ローンの金利が低下しています。
住宅ローンの金利が低いと返済負担率が軽減されるため、住宅の購入がしやすくなります。
現在は、国債の長期金利の引き上げなどがあり、住宅ローンの金利も上がる可能性があります。
ただし、住宅ローンの金利は国債の金利だけではなく金融機関のリスク許容度や経済状況など様々な要因によっても変動します。
そのため、国債の金利が上がったからといって、必ずしも住宅ローンの金利が上がるとは限りません。
また、資産価値の安定を重視する投資家が住宅に投資する傾向が高まります。
そのため、住宅価格がさらに高騰する可能性もあります。
このように、複数の要因が重なり合ったり
2と3のように「重要と供給」の関係で価格上昇の要因となります。
家を購入するタイミングは人それぞれです。
今家を買おうと考えてる方は、価格の高騰を踏まえ検討してください。